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独り言

最近の国際ニュースをみる度に、

「世界は破滅に向かっている」

そんな気持ちになるのは私だけでしょうか。


アメリカに続き、ドイツも分断社会に向かおうとしています。


社会は全ての個人の尊厳を認めるものでなければいけません。(よね⁉)


時は遡ること1年。

私は、一人のドイツ人の付き添い(通訳)で富山市内の病院にいました。

診察を待っている間、私たちの目の前に受診番号を示す表示板がないことに気がつきました。

「あれ?さっきの窓口には表示板があったのに…」

ここで私はちょっとした懸念を覚えたのです。

「○○番のかたー」と何度も呼ぶ看護婦さんを見て、非常に残念な気持ちになりました。


なぜか。

なぜなら、その病院は聴覚障害を持つ方々に対する配慮が万全でないと思ったからです。


全く日本語が分からないドイツ人に、雑談として、思ったことを話しました。

すると、彼は

「耳の聞こえない人がどのくらいこの病院に来るのか、考えてみてよ。」

と返答したのです。


彼の言葉に憤りを感じながらも、私は苛立つ気持ちをぐっとこらえ、

"The proportion is NOT the matter. What I want to point out is to think about an inclusive society."

(割合は問題じゃない。私が言いたいのは、包括的な社会について考えることですよ。)

と、冷静に言いました。


彼のリアクション?

何も言いませんでした。

きっと何も言えなかったんだと思います。


互いを認め合って、助け合う社会。

私たちに必要なのはそんな社会です。

ご都合主義でお互いを非難し合う社会なんて悲惨です。


さて、常に「周りに倣え」主義の日本は今後どうなっていくのでしょうか。

一抹の不安。



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