夏休みも終わり、2学期がスタートしました。 多くの子が学校で友達との再会を喜ぶ一方、始業を嬉しく思えない子どもたちもいます。 実際、学校に通学できなくなったり、自ら命を絶ってしまったりする児童生徒の数が一気に増えるのはこの時期で、日本では自殺対策基本法によって、毎年9月10日~16日は「自殺予防週間」と定められています。
因みに、厚労省・警察庁の調査結果によれば、昨年自殺した児童生徒は過去最多の479人に上り、夏休み明けの8月は前年同月の2倍超で、特に高校生の自殺が多かったそうです。
文科省が公表した資料によると、児童生徒の自殺の原因と動機として圧倒的多数なのは進路の悩みと学業不振、次いで人間関係(学友との不和)となっています。 が、亡くなった本人たちに直接理由を聞いた訳ではないですし、このデータの確かさは不透明だと言わざるを得ません。 いずれにせよ、学校が子どもたちを追い込む場となってしまうのは、何としても防がなくてはいけませんね。