昨日のレッスンでは、教科書にrhymeが出てきたので、みんなに単語の意味を聞いてみると、一人の子から「韻を踏む」という答えが。(ちゃんと予習していますね!)
そう、その通り。(因みに、アメリカでは幼稚園~小学校低学年で必ずrhyming wordsを学習します)
「Then please give me some words that rhyme.(じゃ、韻を踏む単語をいくつか言ってみて)」というと、たちまち水を打ったような静けさに。
これが、日本の学生の特徴の一つ。
○×形式の質問には答えられても、「理由を説明しなさい」とか「具体例を挙げなさい」とか言われると、たちまち答えられない。
なんかいま一歩進んだ『学び』がないんですよね…。
いつまでも受け身というか…。
与えられたことはやるけれど、さらに理解を深めようとする姿勢や学習意欲がない。
「じゃあ、実際にrhymeを感じてみよう!」ということで、レッスン終わりにみんなで(私の大好きな)ONE OK ROCKの一曲を聴きました。
どの曲でも良かったのですが、とりあえず簡単な単語が多い『Worst in Me』をチョイス。
まず聴く前に歌詞プリントを配布して、rhymeしている箇所を探してマーク。
そして、rhymeしている単語を確認し、曲を聞く。
大好きなONE OK ROCKの曲にノリノリな私とは違い、歌詞プリントを真剣に見つめながら静かに聞く中3生たち。
歌の中の「You are the worst in me.」という歌詞にある”the worst”は、中2で既に学習済みですし、ちゃんと覚えていれば意味が何となくでも分かるはずです。
「君は僕にとって最低最悪な女性だよ」って感じだと言うと、みんな「なるほどー」って感じでうなずいてました。(苦笑)
他にも、イディオム(熟語)についてもちらっと話しておきました。
例えば、「let you go for good」のいう歌詞の「good」は「良い」ではなく、置詞のforがつくと「forever」という意味になります。
(英語の成績が良い子は、慌ててメモしてました)
このように、英語の歌には学校では教えてもらえない英語表現がたーっくさんあります。
英語の楽しさ、みんなに伝わったかなぁ。
(個人的にはテストの点数を上げるためのレッスンよりも、こういった面白いレッスンをしたいのですけどね)